感じる個性

 

想像力が豊かなAちゃん。短調の響き、長調の響きもわかります。

 

ある日のレッスンで、「ラ・シ・ド・レ・ミ」の5音をよく聴いてから歌いました。

とってもきれいに歌って、ひとこと。

 

「ラ・シ・ドは短調で、ド・レ・ミは長調だ!」驚きました。

 

私にはひとつの短調の響きとして聴こえていた「ラ・シ・ド・レ・ミ」のメロディーを、

Aちゃんは「ラ・シ・ド」では短調の響きに、「ド・レ・ミ」では長調の響きとして聴きとっていたのです。

 

同じメロディーを聴いても、私とは違う響きを聴きとったAちゃんの個性に感心したのと同時に、

ピアノランドでたくさんの「聴く」ことをしてきた成果を感じた出来事でした。

 

DSCF1627のコピー

 

吉永理恵

神戸女学院大学音楽学部音楽科ピアノ専攻卒業。

ピアノを富永裕子、前中明子各氏、声楽を小川明子氏に師事。

2014年3月まで県内の高校で音楽の非常勤講師を勤める。

現在、鳴門「第九」を歌う会等の伴奏活動を行いながら、

徳島県鳴門市で吉永ピアノ教室でピアノの指導にあたる。



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